Yeates P, Maluf A, Kinston R, Cope N, Cullen K, Cole A, O'Neill V, Chung CW, Goodfellow R, Vallender R, Ensaff S, Goddard-Fuller R, McKinley R, Wong G. A realist evaluation of how, why and when objective structured clinical exams (OSCEs) are experienced as an authentic assessment of clinical preparedness. Med Teach. 2024 Apr 18:1-9. Epub ahead of print.
背景:ほとんど研究されていないが、客観的構造化臨床試験(OSCEs)が実践をシミュレートする際の信憑性は、受験者のトレーニングの進歩に対する準備態勢について妥当な判断を下すうえで、間違いなく重要である。我々は、異なる状況下において、OSCEがどのように、そしてなぜ参加者ごとに異なる信憑性の経験をもたらすのかを研究した。
方法:現実主義評価を用い、信憑性を高めることを目的としたOSCEに参加した英国の4つのメディカルスクールの参加者から、インタビュー/フォーカスグループを通じてデータを収集した。
結果:OSCEステーションのいくつかの特徴(現実的、複雑、完全な症例、十分な時間、自律性、props、ガイドライン、限定された試験官とのやりとりなど)が組み合わさることで、学生は将来の役割を投影し、情報を判断・統合し、自分の行動を考え、自然に行動することができた。そうすることで、学生たちのパフォーマンスは、臨床実践を忠実に表現しているように感じられた。練習との不可避的な違いや不自然な特徴、不安、試験官の期待へのとらわれなどに集中することで、没入感が損なわれ、不真面目さが生まれることもあった。
結論:OSCEにおける信憑性の認識は、ステーションのデザインと個人の嗜好や文脈上の期待との相互作用から生じるようである。信憑性を促進する方法を暫定的に提案する一方で、総括的評価における受験者とシミュレーションの相互作用についてより理解を深める必要がある。