医学教育研究者・総合診療医のブログ

医学教育、総合診療について気ままに綴ります。

Formative objective structured clinical examination with immediate feedback improves surgical clerks' self-confidence and clinical competence (Med Teach 2022)

Luo P, Shen J, Yu T, Zhang X, Zheng B, Yang J. Formative objective structured clinical examination with immediate feedback improves surgical clerks' self-confidence and clinical competence. Med Teach. 2022 Sep 23:1-7. Epub ahead of print.

背景:医学部4年生にとってクラークシップは臨床現場に入る前に行うべき重要なものである。しかし、自信のなさは、臨床ローテーション中のクラークのパフォーマンスを低下させる。我々は、即時フィードバックを伴う形成的客観的構造化臨床試験(OSCE)が外科系クラークの自信と臨床能力に与える影響を評価する。

方法:本研究は、前向きランダム化対照研究である。外科系クラークシップを開始する4年生医学生38名を、コントロール群(n = 19)とOSCE群(n = 19)にランダムに分け、外科系ローテーション前に6ステーションの形成的OSCEを追加し、参加者のパフォーマンスに対して即時フィードバックを行った。自己自信評価(Self-confidence assessment; SCA)は、形成的OSCEの前、直後、1ヶ月後に各参加者から収集された。臨床能力は、急性腹痛の症例を用いたmini-clinical evaluation exercise(mini-CEX)と、1ヶ月後の切開・縫合による手技の直接観察(DOPS)を用いて評価された。

結果:OSCE群ではコントロール群と比較して、トレーニング直後と1ヶ月後のSCAが有意に改善された。またOSCE群ではコントロール群に比べ、mini-CEXスコアが有意に高かったが、切開・縫合のDOPSスコアは有意に低かった。

結論:即時フィードバックを伴う形成的OSCEは、病歴聴取、身体診察、臨床推論において、外科医の自信と臨床能力を有意に向上させることができた。