Lusk P, Ark T, Crowe R, Monson V, Altshuler L, Harnik V, Buckvar-Keltz L, Poag M, Belluomini P, Kalet A. Measuring the development of a medical professional identity through medical school. Med Teach. 2023 Nov 2:1-7. Epub ahead of print.
背景：Professional Identity Essay（PIE）は、理論とエビデンスに基づいたMedical Professional Identity Formation（MPIF）の指標である。我々は、4年間の米国医学部カリキュラムにおけるPIEで測定されたMPIFの軌跡を記述する。
方法：学生は、医学部オリエンテーション、クリニカル・クラークシップ・オリエンテーション、アドバンスト・クラークシップ（卒業間近）後にPIEsを書く。訓練された評価者が、9つのPIEプロンプトに対するナラティブ回答に対して総合的なステージスコアを割り当てる（評価者間ICC 0.83、95％CI [0.57～0.96]、評価者内ICC 0.85）。各時点におけるPIE段階得点の分布を総合的に分析し、経時的なPIE段階得点の軌跡に基づいて、個々の学生を「増加」、「安定（得点変化なし）」、「減少」に分類した。
結果：202名の学生が2018年から2023年にかけて592回のPIEを修了した。PIEのステージの割合に経時的な有意な変化がみられ（X2 84.40、p < 0.001）、47％（n = 95）の学生がIncreaseの軌跡、45.5％（n = 92）がStable、7.4％（n = 15）がDecreaseに分類された。年齢が高くなるにつれて、ステージスコアは軌道の中で変化することが予測された（p < 0.05）。
結論：医学生のPIE段階得点は、3つの特徴的な軌跡を描きながら時間の経過とともに上昇する。形成的評価、プログラム評価、およびMPIF研究におけるこの方法の有用性を探るため、さらなる研究が必要である。
