医学教育研究者・総合診療医のブログ

医学教育、総合診療について気ままに綴ります。

Impact of fully guided implant planning software training on the knowledge acquisition and satisfaction of dental undergraduate students (Med Educ Online 2023)

Shetty SR, Murray CA, Al Kawas S, Jaser S, Al-Rawi N, Talaat W, Narasimhan S, Shetty S, Adtani P, Hegde S. Impact of fully guided implant planning software training on the knowledge acquisition and satisfaction of dental undergraduate students. Med Educ Online. 2023;28:2239453.

背景:歯学部の学生の大半は、卒前課程でインプラント学の臨床実習を受けていない。トレーニングは通常、インプラント前の評価とインプラント後の補綴に限定されている。バーチャル・インプラント・プランニング・ソフトウェア(VIPS)は、学部生がインプラント・プランニングを体験するための代替的な機会を提供する。しかし、VIPSが学生の知識習得にどのように貢献したかを調べた研究は多くない。我々は、VIPSのハンズオンセッションを受けた学生の知識習得を評価する予備的研究を行った。また、完全ガイド付きインプラント・プランニング・ソフトウェアのハンズオン・トレーニングを受けた学生の満足度についても評価した。

方法:歯学部5年生(最終学年)の学生90名を対象に、口腔放射線科教員による完全ガイドインプラント計画に関する2部構成の理論講義を行った。その後、学生をランダムに3つのグループに分けた。グループAは、講義のみを受けた。グループBは、講義に加え、完全ガイドによるインプラント・プランニングのビデオを見せた。グループCは、講義に加え、フルガイドインプラント・プランニングのビデオを見せ、その後、教員の指導のもと、バーチャル・インプラント・プランニングの実習を行った。すべてのグループの学生にMCQベースのテストが行われた。テスト終了後、AグループとBグループの学生もVIPSハンズオントレーニングを受けた。3つのグループすべての学生が、VIPSの満足度に関するフィードバックアンケートに回答した。

結果:グループCの学生の総合テストスコアは、グループA、Bの同僚よりも高く、その差は統計的に有意であった(p = 0.01)。また、85%以上の生徒が指導方法に満足していた。

結論:歯学部の学生のトレーニングにVIPSを活用することで、より良い知識の習得と内容の習熟を確認することができ、学生の成績が向上する。