Snowdon DA, Kent F, Farlie MK, Taylor NF, Howlett O, Downie S, Gardner M. Access to and effectiveness of clinical supervision for allied health workers: A cross-sectional survey. Med Teach. 2023 Nov 22:1-8. Epub ahead of print.
背景：臨床監督は、患者ケアと医療従事者のウェルビーイングをサポートする。しかし、効果的な臨床監督へのアクセスは公平ではない。我々は、allied health workersにおける臨床監督のアクセスと有効性を調査することを目的とした。
方法：Manchester Clinical Supervision Scale (MCSS-26)を用いた横断的調査デザインで、有効性に関するデータを収集した。多変量回帰を行い、MCSS-26の得点が分野、勤務地、設定によってどのように異なるかを明らかにした。自由形式の回答は内容分析を用いて分析した。
結果：1113人の従事者が調査に回答し、319人（28％）が監督を受けていないと回答した。このグループは、管理職に就いていること、医療画像診断の分野で働いていること、地方や田舎で診療を行っていることが多かった。監督を受けている人のMCSS-26のスコアは、専門分野や職場環境によって有意に異なっていた。心理学者とpractising in private practice settings (i.e. fee-for-service)が最も高い有効性を報告した。有効性を高めるための戦略として、代替監督の利用、監督専用の時間、研修などが提案された。
結論：アクセス改善のターゲットとなるサブグループには、上級スタッフ、医療用画像診断の専門家、地域や地方にまたがって働くスタッフが含まれる。監督が最も効果的でなかった場合には、組織的な支援によって行動に対処する戦略が必要であろう。
