Robinson KM, Scherer AM, Nishimura TE, Laroche HH. Value of cognitive interviewing in the development of the weight stigma in healthcare inventory. Patient Educ Couns. 2023 Apr 20;113:107767. Epub ahead of print.
背景:医療における体重スティグマの有害な影響にもかかわらず、そのような経験を包括的に検討する広く有効な尺度は存在しない。我々は、医療における体重スティグマに関する患者の経験を測定するためのインベントリーを開発し、パイロットテストを行うことを目的とし、項目が容易に理解できることを確認した。
方法:医療における体重スティグマの経験を評価する既存のツールから項目を抽出し、独自の新規項目を開発した。中西部の内科クリニックの患者48名のconvenience sampleを用いて、フィールドプレテストを実施した。回答者がインベントリーにフィードバックを与え、我々がデータを分析し、修正を加え、そのサイクルを繰り返すという反復設計プロセスを利用した。
患者参加:繰り返し設計の過程で、患者はインベントリーの項目が理解しやすいかどうかを評価し、自由記述の質問も用意した。
結果:回答者は、項目の文言がわかりにくい、医療従事者の動機を推測したくない、「二重構造」の質問が苦手、いくつかの質問が曖昧である、臨床の場で体重を扱うのは多すぎず少なすぎずという要望を表明した。我々は項目を適切に変更し、その後のデータ収集では、より理解しやすいものとなった。
結論:患者は、一般的な体重スティグマ調査項目の多くと、我々の新規項目のいくつかを混乱させたと感じた。我々の修正した調査票は、患者の混乱を軽減し、データの質を向上させた。本研究は、認知面接の価値を実証するものである。さらに、WSHCIは、医療における体重スティグマを測定しようとする臨床医や研究チームにとって有用なツールとなるが、まずは、より多くのサンプルで検証する必要がある。