Wells I, Zemedikun DT, Simons G, Stack RJ, Mallen CD, Raza K, Falahee M. Predictors of the likelihood that patients with rheumatoid arthritis will communicate information about rheumatoid arthritis risk to relatives: A quantitative assessment. Patient Educ Couns. 2023 Mar 24;112:107713. Epub ahead of print.
背景：関節リウマチ（RA）患者の第一度近親者（First-degree relatives; FDR）が、予知・予防研究に採用されることが多くなっている。FDRへのアクセスは、通常、RA患者の親族を経由して行われる。家族のリスクコミュニケーションの予測因子に関する定量的なデータは不足している。
方法：RA患者が、FDRにRAリスク情報を伝える可能性、人口統計学的変数、疾患への影響、疾患認識、自律志向、FDRがRAの予測検査を受けることへの関心、気質的開放性、家族機能、予測検査に対する態度について評価するアンケートに回答した。順序回帰により、患者の特性とFDRにRAリスクを伝える可能性の中央値との関連性を調べた。
結果：質問票は482人の患者によって記入された。大多数（75.1％）は、RAリスク情報をFDR、特に自分の子供に伝える可能性が高い/非常に高いという結果であった。意思決定の好み、FDRが予測検査を受けることへの関心、リスク知識は健康に対する人々のエンパワーメントを高めるという信念が、FDRにRAリスク情報を伝える可能性のある患者のオッズを高めた。
結論：リスク情報が親族にストレスを与えるという信念は、患者がRAリスクを伝える可能性を低下させた。これらの知見は、RAリスクに関する家族のコミュニケーションを支援するためのリソースの開発に役立つと思われる。
