Garwood CL, Salinitri F, Levine DL. Delivering interprofessional patient safety education using storytelling, a real-life medication error, and synchronous online platform. Med Teach. 2021 Dec 21:1-7. Epub ahead of print.
背景：患者安全に関する多職種連携教育（IPE）は、安全性にプラスの影響を与え、エラーを減らすが、その実施は困難である。我々は、ストーリーテリングとインタラクティブな学習を用いた同期型のバーチャルIPEプログラムが、患者の安全性に関する学生の認識に影響を与えるかどうかを明らかにすることを目的とした。
方法：COVID-19の流行により、医学生と薬学生が参加するIPE患者安全プログラムがバーチャルに同期して配信された。プログラムは、家族から聞いた投薬ミスに関するストーリーテリングを用いて構成された。2020年7月から2020年11月にかけて収集された、プログラムに対する参加者の視点を探るプログラム後の調査データをレトロスペクティブにレビューした。定量的な結果は、プログラムの5つの構成要素によってグループ化された。各カテゴリー内の回答は平均化され、各生徒の体験の要約尺度が作成された。2つの調査質問からの定性的なフィードバックが評価された。
結果：236人（参加者の96.7%）がアンケートに回答した。高い割合の参加者が、アンケートの5つの要素すべてにおいて好意的な回答をしている。定性的には、共感性の向上、行動・態度の変化、意味づけなどのテーマで、概ね肯定的な回答が得られた。
結論：実話に基づくストーリーテリングとバーチャルプラットフォームを活用したインタラクティブなIPE患者安全プログラムは、学生を教育するための好意的でインパクトのある方法であった。
