Krings R, Feller S, Wittwer I, Schnabel K, Steinlin M, Huwendiek S. Elementary school children as standardized patients in a summative OSCE - A mixed-method study according to the Ottawa criteria for good assessment. Med Teach. 2021 Apr 30:1-9. Epub ahead of print.
背景:本研究の目的は、総括的OSCEステーションの模擬患者 (SP)としての子どもが、良好な評価のためのOttawa基準を満たしているかどうかを評価することである。
方法:参加した学生 (n = 124),評価者 (n = 11),および子ども (n = 127)のデータを、アンケート (学生,評価者),フォーカスグループ (評価者),およびインタビュー (子ども,評価者)を用いて収集した。また,このOSCEステーションの心理測定 (再現性を含む)をquality indicesに基づいて分析した。
結果:このOSCEステーションは、妥当性、再現性、実現可能性、教育効果、受容性を達成した。学生と評価者はこの新しいアプローチを受け入れ、現実性と妥当性を備えた公正で受け入れ可能なものと評価した。このOSCEステーションは、子どもSPを期待していた学生の約30%が教育的効果を感じていた。評価者は、子どもを参加させることが可能であると述べた。子どもたちは楽しんで参加しており、許容範囲内であり、実現可能であった。統計的測定値は推奨範囲内であり、再現性を示した。
結論:総括的OSCEステーションのSPとしての子どもは、すべての利害関係者によって、公正、許容、現実的、実現可能であると認識され、教育的に良い影響を与えると認識された。この小児OSCEステーションは、良好な評価のためのオタワの7つの基準のうち5つを満たしていた。さらなる研究では、異なる小児用ステーションを調査する必要がある。