Bakhshi SK, Afzal N, Merchant AAH, Abdul Rahim K, Shaikh NQ, Noorali AA, Lakhdir MPA, Tariq M, Haider AH. Undergraduate Medical Education Curriculum Reforms in Pakistan: A Mixed Methods Study of Academic Leadership Perspectives. Acad Med. 2024 Mar 5. Epub ahead of print.
背景:卒前医学教育(UGME)カリキュラムの定期的な改訂は、エビデンスに基づいた教育実践に不可欠な部分である。2005年に最後に更新されたパキスタンのUGMEカリキュラムが見直され、2022年に更新が推奨された。著者らは、提案された改革に関する大学医学部指導者の見解、既存のカリキュラム内のギャップ、および改革の実施を効果的、協力的、かつフィードバック主導型にする方法を探求している。
方法:混合法アプローチを用いて、2022年4月~7月にデータを収集した。パキスタン全土の医学部の指導者(校長、副校長または医学教育者を指名可能)(n = 117)を招待した。提案された20の改革案それぞれに対する同意を、リッカート尺度を用いた調査によって測定した。半構造化インタビュー・ガイドでは、調査票の質問にプローブ(質問項目)を追加した。
結果:私立(59校、67.0%)と公立(29校、33.0%)の計88校から回答を得た(回答率75.2%)。参加者は、提案された改革のほとんどを推奨した。最も同意が得られた3つの改革は、カリキュラムの不可欠な部分としてプロフェッショナリズムを教えること(83;94.3%)、ベッドサイドでの手技トレーニングを義務付けること(80;90.9%)、UGMEのカリキュラムに患者安全を含めること(79;89.8%)であった。集学的腫瘍委員会と外科腫瘍学を含めることは、最も同意率が低かった(26;29.5%)。15件のインタビューが実施され、3つの主要なテーマが明らかになった:カリキュラム内容の変更に関する認識、改革実施の障害となる人的・財政的資源の制限、および更新されたカリキュラムを効果的に実施するための提言。
結論:調査結果は、提案された20のUGMEカリキュラム改革に対する大学医学部の指導者の全体的な前向きな姿勢を反映しており、これは現場での実施に役立つ可能性がある。しかしながら、訓練された教員の不足や財政的資源の不足といった大きな限界に対処しなければならない。著者らは、UGME改革の実施に必要な資源と、全国的な実施後の改革の影響に関する今後の研究を提案する。