Ekelund K, Tolsgaard MG, Jacobsen RVB, Østergaard D, Bader-Larsen K. Learning strategies for the advanced trainee in specialist training. Med Teach. 2023 Dec 25:1-8. Epub ahead of print.
背景：臨床医の学習の重要な要因は、専門に特化した臨床コースで習得した知識、技能、態度を効果的に職場環境に移す能力に基づいている。
方法：20名の麻酔科研修生（＝レジデント）を対象に、SRLの原則を感受性の概念として用い、4回のグループ面接と5回の個人面接で半構造化面接を行った。データは収集され、テーマ分析を用いて反復的に分析された。
結果：上級研修生は、専門科目で学んだことを探求する意欲は高いが、職場環境で学びを実践するうえでいくつかの障壁に直面することが多い。インタビューデータからは4つのテーマが浮かびあがった：「学ぶ準備ができていること」、「『持ち帰りメッセージ』を持ち帰ること」、「自分で機会を作る準備ができていること」、「直面すること、それは完全に自分次第ではないこと」である。コースから職場環境への知識の移転に関する課題を理解することは、研修生が学習目標を設定し、進捗状況をモニターし、SRLプロセスを再評価するのを支援するための重要な教訓である。
結論：上級研修生であっても、専門分野別コースからの知識の移行を成功させるには、十分なコミットメントとサポートが必要な場合が多い。指導医をはじめとする関係者は、研修生が学習を自己管理する機会をサポートするような個々の環境を作るという共通の責任を自覚しなければならない。
