Heydari N, Rakhshan M, Torabizadeh C, Salimi G. Psychometric properties of Persian version of individual innovativeness scale among nursing students: a cross-sectional study. BMC Med Educ. 2023;23:663.
背景：看護学生のイノベーションを促進するためには、適切なツールを用いて個人のイノベーションの程度を調査することが必要である。本研究は、イランの看護学生を対象に、Hurtらによって開発された20項目の個人革新性尺度（individual innovativeness scale; IIS）の翻訳と心理分析を目的として実施された。
方法：この横断研究は、2020年9月から2021年6月にかけて、イラン南部のある都市の看護学生140名を対象に行われた。IISはforward-backward法で翻訳され、そのface validityとcontent validityは定量的・定性的に検討された。次に、探索的因子分析により構成概念妥当性を測定し、安定性と内的一貫性を検討した。
結果：IISの質的face validityとcontent validityのエビデンスが観察された。インパクトスコアは1.5以上、内容妥当性比は0.6～1、内容妥当性指数は0.8～1、SCVI-Averageは0.91であった。探索的因子分析に基づき、3つの下位尺度が抽出され、質問項目の変化の55.49％を説明した。Cronbachのαは0.880、クラス内相関係数は0.949であった。
結論：ペルシア語版IISは許容できる妥当性と信頼性が認められた。したがって、看護学生の個人的イノベーションのレベルを評価し、この分野における介入を計画するために使用することができる。さらに、看護教育研究者は、看護学生の個人的イノベーションの分野における記述研究や介入研究にもこのツールを用いることができる。
