Liu S, Chu H. Examining the direct and indirect effects of trust in motivating COVID-19 vaccine uptake. Patient Educ Couns. 2022 Feb 12:S0738-3991(22)00081-7. Epub ahead of print.
背景：本研究は、医療従事者、公衆衛生機関、政治家、製薬企業に対する信頼が、COVID-19ワクチン接種に関連する人々の態度や行動意図を、直接的、およびワクチン評価や感情を媒介として間接的にどのように形成するかを検討することを目的とした。
方法：2020年末と2021年初めの2波にわたる縦断調査（N = 534）を採用し、COVID-19ワクチンに対する人々の態度、接種意図、実際のワクチン接種に対する信頼の直接的・間接的な関係を評価した。
結果：信頼は、COVID-19ワクチンに対する態度および接種意図と、直接的、およびワクチン評価、希望、怒りを媒介して間接的に正の相関を示した。また、接種意向は、信頼がワクチン接種に及ぼす影響を媒介した。
結論：医療従事者、ワクチン製造者、公衆衛生機関に対する信頼は、COVID-19ワクチンの一般市民への受容に不可欠である。医療従事者とワクチン製造業者は、COVID-19ワクチン関連情報を伝達する最も効果的な情報源となり得る。信頼される健康コミュニケーターは、ポジティブなトーンを維持しながら、ワクチンの有効性と安全性を強調する必要がある。
