Whitmer A, Fuzzell LN, Lowery S, Arevalo M, Rathwell J, Arredondo B, Mason AL, Geiss C, Giuliano A, Vadaparampil ST. "A great step in treating cervical cancer": Patient and provider perceptions about cervical cancer therapeutic vaccines. Patient Educ Couns. 2024;127:108338.
背景:本研究では、子宮頸がんの治療用ワクチンに関する患者と医療提供者の見解を調査し、障壁と促進因子を評価した。
方法:子宮頸部異形成、または過去もしくは現在の子宮頸がん診断を受けた患者、および子宮頸部異常または子宮頸がん患者にケアを提供する医療提供者に対して、質的な半構造化詳細面接を実施した。データはNVivoのテーマ分析を用いて分析した。
結果:患者(N = 15)および医療提供者(N = 13)に対し、合計28件の詳細なインタビューが行われた。両グループの参加者は、子宮頸がんに対する治療用ワクチンの可能性に熱意を示し、侵襲の少ない治療の機会に勇気づけられていた。患者が感じている障壁には、副作用、適格基準、費用、交通手段、物流上の障害などに関する懸念があった。医療従事者はこれらの懸念に同意し、人種差別や文化的に配慮した教育補助の利用制限などの構造的な障壁を強調し、この話題に関する医療従事者研修の必要性を強調した。
結論:我々の結果は、ワクチンの有効性、耐久性、安全性を議論するだけでなく、意識、知識、信念などの要因に対処する多レベルの介入の必要性を将来的に補強するものである。我々の知見は、治療用ワクチンの受容を促進する医療者および患者中心のツールの開発に貢献することができる。