Cook DA, Skrupky LP. Validation of the motivated strategies for learning questionnaire and instructional materials motivation survey. Med Teach. 2024 May 28:1-11. Epub ahead of print.
背景：本研究の目的は、学習者の動機づけを測定するMotivated Strategies for Learning Questionnaire（MSLQ）と教育活動の動機づけ特性を測定するInstructional Materials Motivation Survey（IMMS）を検証することである。
方法：参加者（333名の薬剤師、医師、上級医療従事者）は、オンライン学習モジュール（2021年4月）の直後に、MSLQ、IMMS、Congruence-Personalization Questionnaire（CPQ）、および知識テストを実施した。確証的因子分析（CFA）、探索的因子分析（EFA）、多階層・多方式マトリックスを用いた分割標本分析のためにデータをランダムに分割した。
結果：ほとんどの領域でCronbach alphaは0.70以上であった。サンプル1を用いたCFAでは、特に負荷量の低い3つの否定的な語句のIMMS項目を含め、両測定法の適合度が最適でないことが示された。改訂IMMS（RIMMS）スコア（否定的な表現を含む項目を除いたもの）は、より良好な適合を示した。EFAに導かれ、新規の3領域11項目の「MSLQ-Short Form-Revised」（MSLQ-SFR、領域：興味、自己効力、帰属）と4領域12項目のRIMMSが最良のモデルであることが確認された。サンプル2を用いたCFAでは、良好な適合が確認された。MSLQ-SFR、RIMMS、CPQ得点間の相関は予測に一致したが、知識得点との相関は小さかった。
結論：オリジナルのMSLQとIMMSの得点はモデル適合度が低く、否定的な語句の項目が顕著に発散していた。改訂されたより短いモデル、MSLQ-SFRとRIMMSは、満足のいくモデル適合（内部構造）と他の変数との関係を示した。
