Liang Y, Noble LM. Chinese doctors' views on workplace-based assessment: trainee and supervisor perspectives of the mini-CEX. Med Educ Online. 2021;26:1869393.
背景：本研究の目的は、mini-clinical evaluation exercise (mini-CEX)が、国の一般研修プログラムの一部として導入された後、中国の文脈にうまく統合されているかどうかを調査することである。
方法：mini-CEXについてのユーザーの経験・態度・意見を探索するため、中国のがん病院において、1年目研修医・臨床監督者に対して、オンライン質問紙 (N = 91)とインタビュー (N = 22)を実施した。
結果：研修医は指導者よりも、mini-CEXの役割を理解していると回答し、また、mini-CEXが省察を促し全般的パフォーマンスを改善する手助けとなると回答する傾向があった。研修医も指導者も、mini-CEXが学習のためのフレームワークを提供し、不十分なパフォーマンスを見極めるのに役立ち、学習の進行に情報を与えてくれていると感じていた。グループは、プロセスにおける相手のコミットメントについても同様に肯定的であり、詳細なフィードバックに焦点を当てていることを評価していた。これは、学習者と教師の関係を育むものとして認識されていた。両方のグループとも、mini-CEXの利用に「納得した」と感じた。しかし、評価の主観性や、期待されるケアとのベンチマークの欠如についての懸念が提起された。
結論：中国の研修医と指導者は、一般的にmini-CEXを受容可能で価値のある医療研修ツールとして認識していたが、両グループともその有効性を向上させるための改善点を提案していた。
