Ryden AG, Fuller TC, Rose RS, Lappe KL, Raaum S, Johnson SA. Comparison of internal medicine applicant and resident characteristics with performance on ACGME milestones. Med Educ Online. 2023;28:2211359.
背景:内科(IM)レジデンシープログラムは、いくつかの指標に基づいて志願者を選抜する。レジデンシー期間中の成功を予測する要因は、研究によって不明確である。本研究の目的は、特定の申請者またはレジデントの要因が、ACGMEのマイルストーンを用いたIMレジデントのパフォーマンスと関連するかどうかを明らかにすることである。
方法:IMレジデンシー開始前に入手可能な応募者因子と、IMレジデンシー中に測定されたレジデント因子と、2015~2020年の連続する3年間のIM研修におけるACGMEマイルストーンでのレジデントのパフォーマンスとの関連性を検証した。一変量および多変量線形回帰モデリングを用いて、関連性を検証した。
結果:3年連続の研修を終えたカテゴリー別IMレジデント89名を対象とした。年齢の中央値は28歳(IQR 27-29)、59.6%が男性であった。平均ACGMEマイルストーン得点は、PGY-1の3.36(SD 0.19)、PGY-2の3.80(SD 0.15)、PGY-3の4.14(SD 0.15)と卒後年次(PGY)が上がるごとに増加していた。単変量モデルにより、プロフェッショナリズムに関する懸念から臨床能力委員会(CCC)に紹介されたことは、各PGYにおけるレジデントのパフォーマンスと負の相関があることが示唆された。最終的な多変量回帰モデルに含まれる申請者またはレジデントの因子(レジデンシー開始時の年齢、USMLEステップスコア、面接スコア、ランクリストの位置、ITEスコア)は、PGY-1とPGY-2のACGMEマイルストーンスコアと関連していなかった。プロフェッショナリズムに関するCCCへの照会は、PGY-3におけるレジデントのパフォーマンスと負の相関を示した。
結論:レジデンシーの選抜要因は、レジデントのマイルストーン評価スコアを予測しなかった。CCCへの紹介は、レジデントの評価スコアの有意な悪化と関連しており、プロフェッショナリズムが臨床成績と相関している可能性が示唆された。