Ram SS, Stricker D, Pannetier C, Tabin N, Costello RW, Stolz D, Eva KW, Huwendiek S. Cliques within the crowd: identifying medical conference attendee subgroups by their motivations for participation. Adv Health Sci Educ Theory Pract. 2023 Apr 29:1–24. doi: 10.1007/s10459-023-10220-3. Epub ahead of print. PMID: 37120683; PMCID: PMC10148698.
背景:学会は、学術界におけるキャリア形成に欠かせない迅速な情報共有とネットワーキングを可能にする。多様な参加者のニーズに対応することは困難であり、それを誤るとリソースを浪費し、その分野への熱意を削ぐことになる。本研究では、主催者や参加者に指針を与えるために、出席の動機を嗜好との関連でグループ化できるか、またどのようにグループ化できるかを探求する。
方法:混合法を用いた実践的な構成主義的ケーススタディー・アプローチを採用した。主要な情報提供者との半構造化インタビューでは、テーマ分析が行われた。参加者の視点をまとめた調査結果は、クラスター分析および因子分析を行った。
結果:ステークホルダー・インタビュー(n = 13)により、参加者は、その分野の専門性の高さや過去の学会への参加経験から予測される動機によってグループ化できることが示唆された。回答されたアンケート(n = 1229)から、動機は「学習」「個人」「社会」の3つの要素に分類された。参加者は3つのグループに分けられた。グループ1(n = 500; 40.7%)は、すべての要因で動機づけされていた。グループ2(n = 345; 28.1%)は、主に学習的な要因で動機づけられた。グループ3(n = 188; 15.3%)は、対面式会議では社会的要因を、バーチャル会議では学習要因を最も高く評価した。3つのグループとも、将来的にはハイブリッド型会議を好むと回答した。
結論:本研究は、医学系学会の参加者は、学習的、個人的、社会的な参加動機に基づいて分類できることを示す。この分類法は、主催者がハイブリッド会議の活用方法を指導し、学会のフォーマットを調整することを可能にし、それによって、ネットワーキングに関連する知識の獲得という参加者の欲求によりよく応えることができる。