Martín-Carbonell M, Suárez Colorado Y, Camacho-Rodríguez D, Expósito-Concepción MY, Touchie-Meza S, Sequeira Daza D, González Julio LK. The needs, barriers, and opportunities perceived by health professionals for an online competency-based interprofessional course to enhance the care of older adults with chronic musculoskeletal pain. Med Educ Online. 2023;28:2172755.
背景：痛みに関する継続的な教育は、情報通信技術（ICTs）を用いて支援することが推奨されているが、特に低・中所得国において、医療専門家のこれまでのコンピテンシーに関するギャップが存在する。本研究では、コロンビア・カリブ海地域の専門家のコンピテンシー、適切なケアの開発を促進・阻害する状況、およびICTsを活用した教育介入に対する好み、期待、態度の特徴を明らかにした。
方法：我々は、ドキュメンタリーレビューと観察によって得られたデータ、オンライン調査、そして様々な経験を持つ55人の医療従事者（医師、看護師、心理学者）が参加した2つのフォーカスグループを組み合わせ、質的現象学的アプローチを用いた。結果の分析と統合には、Capacity, Opportunity, Motivation and Behavior モデルとTheoretical Domains Frameworkを参照した。また、COREQ（Consolidated Criteria for Reporting Qualitative Research）チェックリストにより、本研究の報告書を作成した。
結果：職業や経験に関わらず、コンピテンシーの欠如が認められ、それは卒前・後でのトレーニングの不十分さと関連していた。また、コロンビア社会と医療サービス組織における構造的な問題も発見され、これらは修正不可能な障壁と考えられ、パンデミックの社会的、経済的、健康的影響により悪化していることがわかった。修正可能な主な障壁は、高齢者の痛みの過小評価と過小治療、および高齢と痛みに関する固定観念、痛みの心理社会的決定要因およびその評価と治療の技術に関する知識の欠如、薬物療法の過大評価、薬物療法と非薬物療法の技術の更新の欠如であることがわかった。
結論：教育介入のデザインに関する推奨事項は以下のように設定された：非同期的なリソースを支持すること、短時間の同期的活動を促進すること、情報やリソースへの永続的アクセスを容易にすること、認証、機関認定、大衆的認知の促進など継続教育のためのインセンティブを発生させることなどであった。
