Barnhoorn PC, Nierkens V, Numans ME, Steinert Y, van Mook WNKA. "What kind of doctor do you want to become?": Clinical supervisors' perceptions of their roles in the professional identity formation of General Practice residents. Med Teach. 2022 Oct 26:1-7. Epub ahead of print.
背景:プロフェッショナル・アイデンティティ形成を支援することは、卒後教育における主要な目的である。レジデンシーにおけるプロフェッショナル・アイデンティティ形成(PIF)について調査した実証研究はほとんどなく、レジデントのPIFにおける指導医の役割についての認識もほとんど知られていない。本研究では、General Practice(GP)レジデントのPIFにおいて、指導医がどのような役割を認識しているかを把握することを目的とした。
方法:質的描写の原則に基づき、オランダ国内の4つのGP養成施設において、55名の指導医を対象に8回のフォーカスグループを実施した。PIFの概念的な枠組みに基づき、フォーカスグループの記録からテーマ分析を行った。
結果:指導医がレジデントのPIFを支援する役割をどのように説明するかについて、3つのテーマが関連していた:「GPトレーニングの望ましい目標を念頭に置いた指導」「その目標を達成するための重要な戦略としてのロールモデリングとメンタリング」「そのプロセスを支援する信頼の絆の構築の価値」。
結論:本研究は、臨床指導医の視点からGPトレーニングにおけるPIFを探求した初めての研究である。同定されたテーマは、指導医の視点から見た医師と患者の間の治療同盟の構成要素を反映しており、レジデントのPIFにおける指導医の極めて重要な役割を浮き彫りにしている。