Skapetis T, Cheema S, El Mustapha M. Evaluation of clinical versus non-clinical continuing education in terms of preferences and value for oral healthcare workers. Med Educ Online. 2022;27:2125630.
背景：大規模医療施設において、継続的専門能力開発（臨床）と継続的教育（非臨床）は、すべてのカテゴリーのスタッフの教育および自己啓発の基本である。
・本研究では、臨床および非臨床口腔医療従事者の臨床継続的専門能力開発（continuing professional development; CPD）および非臨床継続教育（continuing education; CE）活動に対する出席希望と認知価値を調査することを目的とした。
方法：大規模歯科病院において、8年間に渡って収集された 8640件の自己申告による評価と160件のCPDおよびCE活動を対象とした後ろ向き横断的調査デザインを使用した。解析は、平均値、独立t検定、カイ二乗によるクロス集計を含む記述統計学で行った。
結果：参加者の職種（臨床系，非臨床系）と臨床系、非臨床系教育への参加意向の間に強い有意な関係が認められた。歯科助手は歯科医師・専門医と比較して（p ＜ 0.001）、プログラムがより正確で適切であり、自分の知識を向上させ、学んだことを活用したいと考え、セッションを全体的に高く評価していた。臨床CPDは、より適切であり（p = 0.025）、知識を向上させる（p = 0.01）と考えられ、非臨床CEは発表者の質（p<0.001）および全体の平均点（p=0.015）が高かった。
結論：臨床だけでなく非臨床の口腔保健医療従事者も、非臨床のCEよりも臨床のCPDに参加することを希望していた。また、非臨床CPDは、臨床・非臨床の両者から高い評価を得ていたことから、同様の設定を持つCPD教育プログラムへの組み込みを検討すべきと考えられた。
