医学教育研究者・総合診療医のブログ

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Personalised written consultation summaries for patients: An 'up-close, in-depth, inside-out' exploration of a rheumatologist's patient-centred strategy (Patient Educ Couns 2021)

Tvedten OG, Croker A, Lawrence M, Williams K, Perry N, Croker J. Personalised written consultation summaries for patients: An 'up-close, in-depth, inside-out' exploration of a rheumatologist's patient-centred strategy. Patient Educ Couns. 2021 Dec 9:S0738-3991(21)00772-2. Epub ahead of print.

背景:患者がリウマチ学診察の情報を理解し、記憶することの重要性はよく認識されている。しかし、文献では「画一的な」情報資源に焦点が当てられている。本質的研究では、「近く、深く、内側から」調査することで、継続的な考察を通して開発されたリウマチ専門医の患者中心の戦略である、個人用に作成された診察要約書を理解しようと努めた。

方法:リウマチ専門医、診療看護師、患者2名、登録医、研究者からなる研究チームは、参加型研究アプローチ、共同調査、29名の患者との半構造化面接を実施した。データ分析は、対話的かつ反復的に行われ、記述的なものから概念的なものへと移行した。

結果:個人用に作成された診察要約書には、以下のような領域と行動が含まれていた。プロセスへの参加(内容への貢献、内容の明確化と交渉、執筆時の同席)、情報の継続性(要約の入手、他の人との共有、自宅での保管)、および継続的な管理のための安全性(要約の所有、管理計画についてのリマインダー、再確認のための根拠を持つ)であった。

結論:この知見と一致するのは、健康リテラシー、個人健康情報管理、服薬アドヒアランスに対する患者中心の意図である。2つ目は、診察以外の患者中心のリウマチ対策に重要な理論的根拠を強調するものである。