Harrison HF, Kinsella EA, DeLuca S, Loftus S. "We know what they're struggling with": student peer mentors' embodied perceptions of teaching in a health professional education mentorship program. Adv Health Sci Educ Theory Pract. 2021 Oct 21:1–24. Epub ahead of print.
背景：本論文では、カナダの高等教育プログラムにおける看護教育の文脈での学生のピア・メンターシップに関する研究について報告している。
方法：本研究では、具象化された解釈学的現象学的方法論を用いて、ピア・メンターシップ中の学生ピア・メンターの教育に関する認識を調査した。データは1暦年（2019年）にわたって収集され、10人の参加者のインタビューデータと、ガイド付き質問に答えて作成された「ボディマップ (body maps)」の分析を行った。
結果：データ分析の結果、「メンティーの成長へのコミットメント」というコアテーマに加え、「学習に対する責任の共有」、「ストレスの緩和」、「力関係の仲介」、「未知のプロセスのナビゲート」、「創造的なアプローチの評価」、「寛大な受容の提供」、「自信の促進」という7つの相互に関連するテーマが明らかになった。
結論：学生のピア・メンターシップは、体現的な同調、信頼できる間主観的な関係、対話的な教育など、多くのユニークな方法で医療専門職教育に貢献する可能性がある。本研究は、学生のピア・メンターの認知的および身体的な認識を調査することを目的としており、その目的に沿ったデザインが革新的である。本研究の結果は、健康科学教育を推進するための学生ピア・メンターシップの有望性を示唆している。本研究では、健康科学教育におけるピア・メンターシップのプログラム開発への示唆を議論する。
