医学教育研究者・総合診療医のブログ

医学教育、総合診療について気ままに綴ります。

General practitioner views on addressing weight opportunistically in primary care: An embedded sequential mixed-methods study (Patient Educ Couns 2021)

Kebbe M, Jebb SA, Begh R, Christian-Brown A, Wheat H, Farley A, Lewis A, Aveyard P. General practitioner views on addressing weight opportunistically in primary care: An embedded sequential mixed-methods study. Patient Educ Couns. 2021 Jun 29:S0738-3991(21)00427-4. Epub ahead of print.

背景:本研究の目的は、教育トレーニングと実践への応用の前後で、日和見的な減量介入の提供に関するGPの考え、感情、実践を評価することである。

方法:逐次混合法を用いたデザインで (sequential mixed-methods design)、137名のGPが平均14名の肥満患者に30秒の簡単な日和見的介入を行った。介入に対するGPの経験と見解を評価するために、全員に試験前・後のアンケートを実施し、18人には意図的にインタビューを行った。データは逐語的に書き起こされ、帰納フレームワーク分析を用いて分析された。

結果:GPの態度(重要性、実現可能性、適切性、有用性、有効性)、能力(快適性、自信、知識)、知覚された主観的規範(役割期待)、意欲、減量介入の提供に関する意図は、試験後に優位に改善された。研究の場では、GPは肥満に介入することを客観化してとらえ、この話題についてより安心して話し合うことができた。試験終了後、GPは、試験中に克服されたと報告された障壁を理由に、ほとんど介入しないことに戻った。

結論:介入を行ったGPは、その際にポジティブな経験をし、この介入は重要であり、実行可能であり、受け入れられるものであるという信念をささやかに変化させた。試験以外では、GPは動機なしで介入することに不安を感じていたことから、患者を駆り立てるシステムを開発することは、実施に向けてサポートする可能性がある。