医学教育研究者・総合診療医のブログ

医学教育、総合診療について気ままに綴ります。

Stages of Milestones Implementation: A Template Analysis of 16 Programs Across 4 Specialties (J Grad Med Educ 2021)

Yaghmour NA, Poulin LJ, Bernabeo EC, Ekpenyong A, Li ST, Eden AR, Hauer KE, Tichter AM, Hamstra SJ, Holmboe ES. Stages of Milestones Implementation: A Template Analysis of 16 Programs Across 4 Specialties. J Grad Med Educ. 2021;13(2 Suppl):14-44.

背景:2013年以降、米国の研修プログラムは、コンピテンシーベースのフレームワークであるMilestonesを用いて、レジデントの進捗状況を報告し、レジデントへのフィードバックを行っている。Milestonesに基づく評価、臨床能力委員会 (CCC)の会議、およびフィードバックのプロセスの実施状況はプログラムによって異なり、専門分野を超えた体系的な検討が必要である。評価、CCC、フィードバックの実施戦略の違いが、資源支出やステークホルダーの関与にどのような結果をもたらすかを明らかにし、これらの結果を調整する文脈上の力を探ることを目的とした。

方法:2017年から2018年にかけて、救急医療 (EM)、内科 (IM)、小児科、家庭医療 (FM)のプログラムディレクター、CCC委員長、およびresidentを対象に、それぞれのプログラムにおけるMilestoneプロセスの経験を尋ねるインタビューを行った。インタビューの記録はテンプレート分析を用いてコード化され、初期のテンプレートは先行研究に基づいて作成された。研究チームは、インタビュー対象者が記述した現象を正確に反映させるために、繰り返しコンセンサス会議を行った。

結果:16個のプログラム(EM5個、IM4個、小児科5個、FM3個)で44名のインタビューを行った。その結果、Milestoneプロセスの導入には、リソースを必要とする初期段階、効率化を図る移行段階、微調整を行う最終段階の3つの段階があることがわかった。

結論:研修プログラムの指導者は、これらの知見を利用して、自分のプログラムを導入の連続性に沿って配置し、効率性の向上とresidentおよび教員の参加の増加を実現した戦略を理解することができる。