Motte-Signoret E, Labbé A, Benoist G, Linglart A, Gajdos V, Lapillonne A. Perception of medical education by learners and teachers during the COVID-19 pandemic: a cross-sectional survey of online teaching. Med Educ Online. 2021;26:1919042.
背景:COVID-19のロックダウンは、教育プログラムに深い影響を与えている。オンライン教育は突如として医学教育の主要な形態となり、パンデミックが続く限り使われる可能性がある。我々は、オンライン教育が教師と学習者の双方にどのように受け止められているかを分析し、今後数年間のカリキュラムをどのように適応させていくべきかを検討することを目的とした。
方法:2020年6月から8月にかけて、医学生、小児科resident、新生児科fellow、およびそれぞれの教師を対象とした匿名の横断的調査を実施し、オンライン教育プログラムの質、出席率、同等性、持続可能性に関する感情を評価した。
結果:146名の学生と26名の教師が調査に参加した。89%の学生が、提供されたオンライン授業がパンデミック時の適切な授業方法であることに同意した。通常のコースと同等のレベルと質のトレーニングを受けた、または提供したと感じた学習者と教師は半数以下であった。約3分の1は、パンデミックが終わった後も、このオンライン授業を続けるべきだと考えていた。メディカルスクールの学生は、residentやfellowに比べて、オンライン授業に対して複雑な意見を持っていた。学習者の出席率は、同期型オンライン授業で有意に向上し(p < 0.001)、より上級の学習者で有意に向上した(p < 0.002)。
結論:本研究は、異なるレベルの学習者(医学生、研修医、フェロー)と、それぞれの教師がオンラインで行われる小児科プログラムに対して抱いている感情を同時に評価した、この種の初めての研究である。この研究では、COVIDパンデミックの際、オンラインプログラムは適切な教育方法であると認識されていることが示された。しかし、このような教育方法が医療技術やコミュニケーション能力に与える効果を評価するには、さらなる研究が必要である。