Yan Y, Cheng X, Zhou C, Yang X, Li YQ. The perceptions of anatomy teachers for different majors during the COVID-19 pandemic: a national Chinese survey. Med Educ Online. 2021;26:1897267.
背景：2020年の春学期、中国のメディカルスクール解剖学者は、COVID-19のパンデミックにより、対面式の教育者やパートタイムのオンライン教育者から、フルタイムのオンライン教育者への移行を余儀なくされた。
方法：今回の全国調査では、中国のメディカルスクールの非臨床医学専攻と臨床医学専攻の医学生を対象に、パンデミック時のオンライン解剖学教育を、WeChatで評価した。
結果：合計356名の回答者の内訳は、臨床医学専攻の293名と、非臨床医学専攻の63名 (予防医学21名、口腔科学13名、中国伝統医学29名)だった。調査の結果、臨床医学専攻と非臨床医学専攻のクラスでは、理論的なセッションと実践的なセッション、アクティブ・ラーニング、評価と査定など、オンライン解剖学教育のいくつかの側面は非常によく似ていた。しかし、臨床医学専攻と非臨床医学専攻の間で、クラスサイズ、パンデミック前のアクティブラーニング活動の実施、パンデミック中のオンライン学習の効果の評価に、統計的に有意な差が見られた。
結論：本研究の結果から、中国のメディカルスクールでオンライン学習を利用している非臨床医学専攻の教員は、臨床医学の解剖学コースの教員と比較して、不測のパンデミックに対応するためのオンライン学習の準備が比較的不十分であることが示唆された。
