Hope D, Davids V, Bollington L, Maxwell S. Candidates undertaking (invigilated) assessment online show no differences in performance compared to those undertaking assessment offline. Med Teach. 2021 Feb 18:1-14. Epub ahead of print.
背景:医学教育は歴史的に、試験センターに設置された、high-stakesな知識テストに依存してきた。COVID-19 pandemicにより、このような試験形式は不可能となり、医学教育者は、それに代わる可能性のある試験としてオンライン評価の使用を検討してきた。この変化は、今度は、形式の変更や学術的な不正行為が、学生の能力の根本的な改善を伴わずにオンライン評価の達成スコアをかなり高くすることにつながるのではないかという懸念につながっている。
方法:ここでは、英国の医学生最終学年の処方スキルをテストするために設計された評価であるPrescribing Safety Assessment (PSA)の8092回の試験の分析を提示する。PSAの対面式評価は2020年のアカデミックイヤーの途中で中止され、6048回はオフラインの伝統的な監査形式で実施され、その後2044回はオンラインのウェブカメラによる監査形式で実施された。
結果:比較(非常に小さな効果を検出することができた)では、オンライン (M = 0.762, SD = 0.34)とオフライン (M = 0.761, SD = 0.34)の間に達成度の差は見られなかった。
結論:本研究の知見は、オンライン評価への移行が生徒のパフォーマンスに影響を与えないことを示唆している。この知見は、high-stakes assessmentにおけるオンラインテストの使用に対する信頼性を高めるだろう。