Hernández-Guerra M, Quintero E, Morales-Arráez DE, Carrillo-Pallarés A, Nicolás-Pérez D, Carrillo-Palau M, Gimeno-García A, González-Alayón C, Alarcón O, Otón-Nieto E, Díaz-Luis H, Hernández-Siverio N, Martín-Malagón A, Arteaga-González I, Bravo-Gutiérrez A, Lorenzo-Rocha MN, Jordán-Balanza J, Sánchez-González JM, Barrera-Gómez M, Reid A, Marina N. Comparison of flipped learning and traditional lecture method for teaching digestive system diseases in undergraduate medicine: A prospective non-randomized controlled trial. Med Teach. 2021 Jan 27:1-14. Epub ahead of print.
背景：本研究では、消化器疾患についての卒前教育コースにおける、大規模な反転授業 (flipped learning; FL)の効果を確認した。
方法：この前向き非ランダム化比較試験では、3学年404人の学生をリクルートした。2016年のコースは全て伝統的講義 (Traditional Lecture; TL)で行われた。2017年は、コースの半分 (Medical topics)はFLに置換され、残りの半分 (Surgical topics)はTLで行われた。2018年のコースは全てFLで行われた。学業的成績、出席、学生の満足度を、コホート間で比較した。
結果：2017年のコホートでは、FLモジュール (Medical)の方がTLモジュール (Surgical)よりもテストの点数が高かったが、両方の構成要素とも、TL (2016年)あるいはFL (2018年)で完全に教えた場合とは差がなかった。また、FLは、優れた成績 (スコア > 7.0)に到達する確率を高め、授業への出席率と学生の満足度を向上させた。
結論：ホリスティックFLモデルは、従来の教育方法と比較して、卒前臨床消化器学の教育により効果的であり、授業への出席にも良い影響を与えている。
