医学教育研究者・総合診療医のブログ

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Mindfulness-Based Interventions to Reduce Burnout and Stress in Physicians: A Systematic Review and Meta-Analysis (Acad Med 2021)

Fendel JC, Bürkle JJ, Göritz AS. Mindfulness-Based Interventions to Reduce Burnout and Stress in Physicians: A Systematic Review and Meta-Analysis. Acad Med. 2021 Jan 25. Epub ahead of print.

背景:医師のバーンアウトやストレスを減らすにあたり、mindfulness-based interventions (MBIs)の有効性を評価している、システマティックレビューとメタアナリシスを行った。

方法:MEDLINE, Embase, PsycINFO, PSYNDEX, Web of Science, CINAHL, CENTRALのレコードを、データベース開始から2019年8月8日までの間に、mindfulness, intervensions, physiciansに関するtermの組み合わせで検索した。候補となる研究は、ランダム化比較試験、非ランダム化比較試験であり、コントロールおよび非コントロールの前後研究を含み、全ての研究は妥当性の担保された手段を用いて、介入前後の医師のバーンアウトとストレスを評価した。2人のレビュアーが独立してレコードをスクリーニングし、データを抽出し、バイアスのリスクを評価し、evidenceの全体的な質を評価した。変量効果モデル (random effect model)を用いてプールされた効果量 (effect size)を計算し、潜在的なモデレーターを探索するために事前に指定されたサブグループ分析と感度分析を行った。

結果:6831件の特定されたレコードのうち、25件の研究 (医師925人)が最終的に含められた。MBIsはグループ間分析、前後分析においてバーンアウトの有意な小程度の減少と関連していた。グループ間分析でストレスの有意な中等度の減少、前後分析でストレスの有意な小程度の減少が認められた。確立されたMBIsのバージョンは、その他の形式のMBIsやマインドフルネス・アプリよりも、ストレスの減少に高い有効性を示した。減少は、平均5.3ヶ月のフォローアップ期間にわたって維持された。バイアスのリスクは、RCTでは中程度、NRTでは高かった。全体的なエビデンスの室は低いか、非常に低かった。

結論:MBIsは医師のバーンアウトとストレスの軽減に有効である。evidenceの質不足は、長期的なフォローアップデータを提供する質の高い比較試験の必要性を強調している。